駐車場プレートはマジックで書いたり消したりできるの!?

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月極駐車場の必須アイテムの1つに、契約者の名前を表示する「駐車場プレート」があります。

普通、契約者が決まるあるいは変わる度に新しく作るのが一般的ですが、新しく作るよりマジックで書いたり消したりできれば、コストを抑えることが出来そうですよね。実際、お客様から何度かお問い合わせをいただいたこともあります。

そこで、、、世の中には実際マジックで書いている駐車場プレートもありますが、本当に書いたり消したり出来るのか検証してみました。

実験内容

マジックで駐車場プレートに文字が書けるのか?そして綺麗に消えるのか?何度も書いたり消したりできるのか?を実験します。

今回の実験で使用する材料は、当サイトで推奨している『アルミ合板』です。

アルミ合板

アルミ合板は、発泡材を両面から薄いアルミ板で挟み込んだ軽くて腰のある材料。プレートはもちろん『月極駐車場』と書かれた看板にもこの材料がよく使われています。

次に印刷方法。駐車場プレートには2種類の印刷方法があります。

・アルミ合板に直接印刷する『UV印刷
・ラミネートしたシール材をアルミ合板に貼り付ける『長期仕様インクジェットシート貼り

詳しくはこちらの印刷方法のページをご覧ください。

印刷方法によってプレート表面の状態が異なるので、この2種類で実験をします。

実験用駐車場プレート

そして、ここに書き込むペンがこちら。

実験用のペン

通常、屋外で使用するものだと『油性ペン』を想像すると思いますが、「書いたり消したり」で真っ先に思いつくものは『ホワイトボード用ペン』ですよね。

『ホワイトボード専用ペン』なら書いたり消したりが容易そうです。せっかくなので『水性ペン』も併せて実験してみましょう!

3種類のマジックで書き込んでみた

準備も整いましたので実際に書き込みました。

マジックでプレートに書き込んだところ

『油性ペン』『ホワイトボード用ペン』はともに書き心地よく、問題はありませんしたが、『水性ペン』で書き込んだ時、なんと!

水性ペンは文字が滲む

『長期仕様インクジェットシート貼り』の方で滲みが発生しました。インクが定着しづらいのか、文字の淵がラミネートに弾かれ滲んだようになっています。乾くまでに触るとインクが擦れて汚くなりそうです。
一方の『UV印刷』の方は滲み具合は少なかったものの、触ると擦れて汚くなるのは同じです。
『水性ペン』はこの時点で脱落ですね。

という訳で、残ったのは『油性ペン』と『ホワイトボード用ペン』です。

インクをしっかり乾かしてから実験しようと思い、一日寝かせることにしました。
屋外で1日おいていたのですが、その間ちょっと強めの雨が降りました。一夜明けて確認してみると、ホワイトボード用ペンで書いた方に異変が・・・いずれの印刷方法にも雨で流れている部分があったのです。

雨に打たれたホワイトボード用ペン

「もしかしたら雨に当たったら消えてしまうかも・・・」と思ってはいました。ちょうど雨の予報が出ていたので、それなら実験をかねてと屋外に出していた訳ですが、やはり・・・。

試しに水道水を流してみると。

水道で流れていくホワイトボード用ペン

これでは、屋外で使用することは出来ませんね。

ホワイトボード用マーカーは、マーキングペンの分類上「油性」のペンとなりますが、添加剤として「はく離剤」が含まれているので、剝がれやすく作られています。雨が降ったり、何かが擦れたりすると簡単に消えてしまいますので、駐車場プレートに使用することはお勧めできません。『ホワイトボード用ペン』も脱落です。

・・・補足・・・
書いた後、しっかりと乾いた状態でしたら、水がかかったくらいでは流れることはありません。ただ、擦れると消えてしまうので、お勧めは出来ないです。

書いた文字を消すには⁉

ということで、残ったのは『油性マジック』のみになってしましたが、気を取り直して、早速消していきましょう!

まずは普通に布で擦ってみましたが、いずれの印刷方法も全く消えませんでした。消すためには薬剤が必要です。一般的に油性のマジックを消そうと思えば、エタノール(アルコール)シンナーを使うことが多いので、その2種類で試してみます。

まずはエタノールを布に含ませ、文字の上から擦ってみました。

油性ペンはエタノールで消えない

結果はご覧の通り、『長期仕様インクジェットシート貼り』も『UV印刷』も同じようにインクを溶かしきれずに広がって汚れたようになりました。エタノールでは文字を綺麗に消すことが出来ないということです。

次にシンナーを使ってみました。

油性ペンはシンナーで消せる

さすが。シンナーは綺麗に消えました

ところが、、、、

『長期仕様インクジェットシート貼り』の方は3種類の柄全て綺麗に消えたのですが、『UV印刷』の方は消えてはいけないところも消えてしまいました。

印刷面が消えたUV印刷

『長期仕様インクジェットシート貼り』の方は、ラミネートで印刷面が保護されていますが、「UV印刷」は板に直接プリントしてるだけでなのでシンナーで取れてしまうんですね。

というわけで、『UV印刷』の方は書いたり消したりできない、もしやるなら消すときにシンナーが印刷の柄に当たらないようなデザインにする。
長期仕様インクジェットシート貼り』の方は、どんなデザインでも問題なく書き消しできる!

という結果になりました。

何回書いたり消したりできるのか⁉

今回の実験の目的は「油性マジックで書いた文字は綺麗に消せるか?」ではありません。駐車場で使うネームプレートとして「何回も書いたり消したり出来るのか?」が真に知りたいことです。

そこで、何回くらい「書いたり消したり」が出来るのかをやってみました!

実験が始まって3回目。
『長期仕様インクジェットシート貼り』の方がいきなり消えにくくなりました!
いくら擦っても痕跡が残ってしまうのです。さらに4回目の書き込みをして消そうとしたら、全く消えなくなってしまいました。

ラミネートが溶けマジックが消えなくなった

3回目に「ハクロマーク」と書いたのが消え切らずに残っているのが分かります。その上から「長谷川」と書いた状態です。この状態で消えなくなってしまったのです。

どうやらシンナーでラミネートが溶けたようです。そう言えば、つるつるだった表面がシンナーで拭く度に艶がなくなりザラッとした感じになっていました。そこにインクが染み込んでしまったのでしょう。

『UV印刷』の方は書いたマジックの文字は綺麗に消えてはいるものの、印刷されている部分が消えています。当たらないように注意して消してはいたのですが、当たってしまっていたようです。枠のインクが溶けて緑色の汚れが出ているところもありました。

どうしてもインクが剥がれる

思いのほか早い結末にびっくりしました。『長期仕様インクジェットシート貼り』の方は問題なく書いたり消したりできるという予想をしていたからです。シンナーの濃度にもよるとは思いますが、浸食することに変わりはないので、回数が違うだけで恐らく同じ結果になるでしょう。新しい発見です。実験はやってみるものです。

まとめ

結果的に、『UV印刷』の方は油性マジックで書いたり消したり出来るものの、印刷部分が消えてしまったり汚くなるのでお勧め出来ません。黒ずんだプレートに自分の名前が書かれていると、良い気持ちはしませんよね

「駐車場プレートは新規契約があれば、その都度新しく注文する!」

その方が契約者様も気持ちいいですからね。これを今回の実験のまとめとさせていただきます!

駐車場プレートの詳細は、↓こちらをご覧ください。

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この記事を書いた人
松本 孝

看板製作の印刷から設置まで何でも聞いてください。些細なことで解決することも意外と多いものです。製造現場で培ってきたノウハウを惜しみなくご紹介していきますので、ご参考になれば幸いです。

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