病院の駐車場看板に必須「思いやりフォント」って何?

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病院の駐車場看板を作る際、フォント選びはとても重要です。幅広い年代の人に対して分かり易い必要があるからです。

急を要する患者様もいらっしゃいますので、”いち早く理解できる”ということも大事なポイントです。

ではどのような書体が病院の駐車場看板に適しているのでしょうか?

世の中には様々なフォントがございますが、読みやすさの点で、もっともお勧めしたい書体といえば【ゴシック体】です。

本記事ではゴシック体を使うメリットをご紹介。これを見ていただければ、フォントの重要性とデザインのコツが分かります!

駐車場看板にゴシック体を使うメリット

ゴシック体とは、線幅が一定で装飾も癖も少ないスッキリした形状の書体のことを指します。説明を聞くだけで読みやすそうな書体ですよね。早速ゴシック体を使うメリットをみていきましょう。

親しみがあり受け入れやすい

新聞や雑誌、ポスターにチラシの文字としてよく利用されていて、誰しも一度は目にしたことがある書体がゴシック体です。まさに「オーソドックスな書体」といったところではないでしょうか。

慣れ親しみのある書体で、素直に文字の内容を受け入れられるため、分かりやすいと感じます。例えばこちらの文字をご覧ください。


ゴシック体は普通に「れいわ」と読めるのですが、書体が変わると、一瞬「えっと…」と思いませんでしたか?それだけゴシック体を見慣れている訳です。

駐車場の看板に「〇〇病院」とゴシック体で書かれていれば、読まなくてもその形を見た瞬間に病院だと理解をしているといっても過言ではありません。

メリハリをつけやすい

オーソドックスな書体ではあるものの、色々な表情を見せることも出来ます。
例えば、細いゴシック体であればスタイリッシュな印象に。


太いゴシック体であれば、どしっと構えたしっかりとした印象を与えることが出来ます。

文字の太さだけでもイメージが変わるのも面白いですね。

これを生かして、看板の中で一番伝えたい文字を太くすれば、その部分が重要だということが伝わりやすくなります。看板内でもメリハリがつき、読みやすいデザインになります。

ゴシック体一つで、様々な駐車場看板のデザインが出来ます。

クセがなく読みやすい

ゴシック体の優れているところは、なんと言っても「読みやすい」ところです。
なぜ読みやすいかと言うと、文字の形に変なクセがないから

デザイン性は優れていてもクセの強いフォントは読みづらくなってしまいます。

このような書体は、雑貨店やコンセプトのあるカフェなど、遊び心も必要な業種で使用するには適しているかもしれません。

ですが、駐車場看板は車を運転しながら見ることが多いので、瞬時に読み取れ、内容が理解できる必要があります。

ただでさえ、急を要している、一刻を争う状況に置かれた患者様にとって、看板の文字が読み取りにくいことは、より焦る気持ちを生んでしまう原因となります。

早くたどり着きたいのに、文字が読めなくて、焦り・イライラ…とマイナスな感情が渦巻くと、思わぬ事故にも繋がりかねません。駐車場看板の見やすさは、病院の利用しやすさにも繋がります。

だからこそ、クセがなく万人が読みやすい「ゴシック体」がおすすめなんです。

ゴシック体が際立つ配色

ゴシック体がいかに読みやすく、分かりやすい書体かがお分かりになったと思います。ここからは、デザインのテクニックを交えてさらに読みやすくなる技をご紹介します。

読み取りやすいゴシックを使っても、「何だか文字が見えにくい…」となることがあります。
その原因は「」です。

「文字はシンプルに仕上げたから、色味で他と差をつけたい」「個性を出したい!」
そうお考えの方もいらっしゃると思います。

でも、使用する色のバランスを考えないと、読みづらい駐車場看板が仕上がってしまいます。

色味の近い配色にしてしまうと輪郭があいまいになって、ぼやっと分かりにくい看板になってしまいます。

これを回避するには、中学生の時に習ったと思いますが「色相環」を使います。色相環の反対側に位置する2色を使えば、ハッキリとした配色になります。背景の色と文字の色で反対側の色を使ってみたのがこちらです。

この2色の関係は「補色」と言ってどの色でも目立つ配色が作れます。補色の関係でまとめれば文字の読み取りやすさは格段に上がります。

ちなみに、病院の駐車場看板にお勧めの色は「青色」と「白色」です。

青色には、『信頼』『誠実』『知性』といった心理的イメージがあるからです。

病院には何よりも『信頼』が求められますよね。だから、青色はとてもお勧めの色なんですよ。

また青色には『興奮を押さえ、気持ちを落ち着かせる』といった効果もあります。どうしても『治療』となると『恐怖心』が出てしまいますよね。青色の効果で前向きな気持ちになれるかもしれません。

一方の白色には『潔癖』『純粋』『新しい』というイメージがあります。

病院たるもの、”清潔”であることは患者として第一に気になる部分です。また、「新しい」イメージは、医療機器の充実を思わせることができます。

オーソドックスでも“個性”が出せる

“病院”と一言で言っても、整形外科・内科・小児科・婦人科・歯科・耳鼻科・眼科 etc…
さまざまな種類がございますので、それぞれの個性を出すことも重要です。

イメージに合った色と読みやすさを意識して、デザインすることをおすすめいたします。

例えば、

「らしい色」を使えば、書いている文字の内容と脳の中で一致しやすいので、さらに理解が進みます。

色だけではなく、文字の形でも「らしさ」を出すことが出来ます。実はゴシック体には2種類の形があります。

・端が角ばった『角ゴシック体』
・端の角が丸くなった『丸ゴシック体』

「角ゴシック体だと、堅苦しい印象がある」と感じられた際には、角が丸い『丸ゴシック体』で、やわらかく優しい印象で看板をお作りになるのはいかがでしょうか?

クセが強くて読みにくい書体を使わなくても、『角』と『丸』あとは『色』を組み合わせるだけで、これだけの個性を出すことができます。デザインっておもしろいですね。

他にも色々なデザインのサンプルがございますので、こちらもご参考にしてください。

お客様駐車場看板「パネル型」のデザインサンプル
お客様駐車場看板「パネル型」のデザインサンプル。駐車場看板.comでは多数のデザインサンプルをご用意。お好みのサンプルをお選びいただき、内容や色、レイアウトを自由に変えてご注文できます。

まとめ

病院の駐車場看板には「ゴシック体」がおすすめです。幅広い年代の人や急患の患者さんが、すぐに内容を理解する為です。

「病院」という一刻を争う環境で、文字が読みやすい駐車場看板を設置することは、患者さんへの何よりの思いやりです。優しさにあふれた駐車場看板を設置して、少しでも多くの患者さんのピンチを救いたいですね。

患者さんの焦りやストレスを少しでも緩和できるよう、私たちに出来ることは、分かりやすい駐車場看板のデザインを提供することです。デザインに関するご相談があればお気軽にお問い合わせくださいませ。

また、駐車場の利便性をさらに上げるには、パネル型の看板だけではなく、「患者様専用駐車場」というプレートを使ったり、「入口はこちら」と書いたスタンド型の看板も有効です。
駐車場看板.comでは色々な形状の駐車場看板をご用意していますのでこちらもご参考にしてください。


以上、駐車場看板看板.comの小林でした。