月極駐車場を運営していると、
「硬貨や鍵などの硬いもので車に引っかき傷をつけられる(10円パンチ)」
「車のドアに泥を塗られる」
「駐車場内にペットボトルやゴミを置かれる」
といったイタズラの被害に遭うことがあります。
放っておくと、車のワイパーを折られたり、タイヤをパンクさせられたりと、被害がどんどんエスカレートしてくる恐れがありますので、早いうちに防犯対策をしなければなりません。
この記事ではイタズラを減らすために、今日からできる3つの方法をご紹介。実例を交えながら、月極駐車場の看板活用法も解説します。
月極駐車場のイタズラを減らす3つの方法
イタズラは大小を問わず、気分の良いものではありません。イタズラされにくい環境を作るのも、駐車場運営の大切な仕事の一つです。
ここからは、イタズラを減らすための具体的な方法を3つ紹介します。
駐車場を常に綺麗な状態に保つ
「割れ窓理論」をご存じでしょうか。
1枚でも割られた窓ガラスをそのまま放置しておくと、どんどん割られる枚数が増え、街の治安が悪化していくというものです。これは駐車場にも当てはまります。
たとえば、駐車場内にゴミが1つあるだけで、「じゃあ自分も捨てて良いだろう」とゴミが増えていく。
そこからエスカレートすると、「ちょっとぐらい悪いことをしても誰も気にしないだろう」という考えが芽生え、イタズラや犯罪が起こりやすくなります。

しかも、月極駐車場に複数のゴミがあると、「管理されていない駐車場だな。ここを借りるのはやめておこう。」と思われてしまうことにもなりかねません。
ゴミ1つがイタズラの温床になったり、契約解除の原因になり得てしまうということです。
こまめな清掃は必要不可欠!

駐車場内のセキュリティーを強化する
防犯対策として真っ先に思いつくのが防犯カメラの設置です。防犯カメラの映像が手掛かりとなり犯人検挙となったニュースをよく目にします。
ダミー(偽物)でも構いませんが、犯罪をしっかり予防したいなら本物の(=録画ができる)防犯カメラの取付をお勧めします。

防犯カメラの設置は義務ではありませんが、イタズラで駐車場を解約されてしまうと元も子もないですよね。最近ではリーズナブルなカメラも多いですし、保険料として検討してみてください。
自由に出入りさせない
誰でも自由に出入りできる駐車場だと、契約者以外の方が入っていても、周囲の人は気が付きにくく、イタズラのしやすい状況が生まれます。
例えば、月極駐車場が子供の遊び場になっているとか、犬の散歩コースになっているとか、思い当たることはありませんか?

駐車場は車の出入りがあるので、事故につながる可能性も大。契約者以外の人を出入りさせないことで、多くのリスクを回避できます。
注意喚起の看板を設置する
・ごみを捨てないで欲しい
・カメラを設置している
・自由に入らないで欲しい
これらのことは、当たり前ですが、伝えないと伝わりません。
それには注意看板の設置が効果的です。
また、契約者様に「きちんと管理してくれている」という、安心感を与えることが出来ます。

「看板の設置だけで効果があるの?」と思われる方もいらっしゃると思いますので、実際に効果があった事例をご紹介します。
看板の効果が分かる事例
実は弊社の事例です。
事務所の裏に溝があるのですが、ポイ捨てが多く困っていました。
場所としては駅と住宅街の間にあり、通勤・通学の方がよく通る場所にあります。
駅で煙草に火をつけて、ちょうど吸い終わるのか、駅で買ったジュースがちょうど飲み終わるのか、吸い殻やペットボトルが溝に捨てられていました。
そこで、この看板を設置!

出来るだけ目立つように、手でバツ印を作った人の写真を中央に配置し、周囲をカラフルに配色。あまり文字を使わずに、一目でわかるような禁止マークを配置しました。
看板を設置してからなんと、
ポイ捨てが減りました!
注意看板の効果を自ら実感した事例でした。

効果のある注意看板のデザイン
「看板設置の効果は分かったけど、デザインはどうしたらいいの?」と、悩まれている方!
駐車場看板.comには豊富なデザインサンプルがございますので、その中から、効果的なデザインをお困りごと別にご紹介します。
ゴミを捨てられないように
まずは「ポイ捨て禁止」です。効果の程は先ほどご紹介した通り!ゴミのない駐車場にはイタズラは発生しません!まずはクリーンな駐車場を目指しましょう!

目につく看板にすることが第一。それには赤色や黄色を使った目立つ配色がお勧めです。一目で分かる禁止マークやイラストがあれば、文字が少なくても伝わるので必須アイテムですね。
しっかり目立った看板の横では、人目も気になるので心のブレーキがかかります!
子供が遊ばないように
駐車場は子供の遊び場になりやすいので注意が必要です。イタズラでなくてもボール遊びで捕り損ねて車に当たってしまうこともあります。
お菓子を食べてそのままゴミを放置することも…
何より、事故が起きると大変なので、しっかり注意看板で予防しましょう。

子供へのアピールなので、難しい漢字は使わず、ひらがな表記にするなどして、誰でも読める看板にしましょう。イラストを大きく使用すれば、文字を読まなくても危険なことが伝わります。
大きなバツ印は「やってはいけないこと」だと子供でも一目で分かるので、大変有効です。
犬の散歩をさせないように
散歩のマナーが悪い方へ注意を促すことはもちろんなのですが、「誰でも入っていい場所ではないですよ」というメッセージにもなります。
駐車場の入り口付近、見えやすいところに設置しましょう。

犬のイラストが大きく入っていることが必須条件ですね!犬を飼っている方には響きやすいです。ついつい目が行ってしまいます。私事として看板を確認してくれるでしょう。
イラストで心を掴んでおけば、赤や黄色を使った「禁止!」という配色よりも、青や緑の寒色系の方が冷静にスッと言葉を受け取ってくれます。
防犯カメラをアピールするために
防犯カメラの設置だけでも予防にはなりますが、看板を設置するとさらに効果が倍増します。
「防犯カメラで24時間あなたのことを見ています(録画しています)」ということを、きちんとアピールし、イタズラをさせないことが大切です。

大きく防犯カメラのイラストが入っていると、一目で内容が分かります。赤色を使えば目立ちますし、警告の意味も込められるのでお勧めです。
また、効果を上げるためにも、よく見える場所に設置することがポイント!
まとめ
駐車場内のイタズラに関するお悩みは、それぞれの環境によって違うので、オリジナルのデザインでの製作が効果を上げる秘訣です。
ご紹介させていただいたデザインサンプルは、文字や色を自由に変えることが出来るので、駐車場に合わせたピンポイントな文言でカスタマイズできます。
お子様向けに、全文ひらがなで表記することも、外国人向けに、英語やハングルの文章を載せることだって可能です。
オリジナルの注意看板で、お悩みをいち早く解決していただければと願っています。
看板に入れる言葉や文章について、どんなものが良いのかお困りの方のために、それらをまとめたページをご用意していますので、参考になさってください。
